忘れてはいけない
ちょっと冷静になってきたので、7月29日に味スタで起きたことを考えてみようと思う。この日、FC東京はサンフレッチェと対戦して負けた。試合の内容はひどかった。これは認める。東京の選手はまるで走れていなく、後手後手に回っていた。
ただ、味スタまで足を運んで、ほんとうにテンションが下がったのは、試合そのものではなく、試合後のブーイングだった。東京の出来は、ブーイングに相当するものだったかもしれない。だが、あのブーイングには、何か試合とは直接関係ない要素が含まれていたような気がして、非常に後味が悪かった。
どうも、ガーロ監督を快く思っていない一部のサポーターが、情けない負けにかこつけて、「待ってました!」とばかりにガーロ体制への不満をぶつけていたように感じたのだ。試合の出来云々ではなく、とにかくガーロが監督でいることが気に入らない。そんな感じ。おそらく一部のサポーターだと思う。それでも、その「一部」の声が大きい。スタジアムの雰囲気に与える影響力が大きい。
問題は、監督に不満を持つことではない。何故、そこまでガーロを毛嫌いするのか、理由がよく判らないことだ。たしかに今シーズンの東京は試行錯誤を繰り返している。波が激しく、納得の行く試合が出来たと思えば、次の試合ではダメダメになっていたりする。それでも、去年のように降格争いに巻き込まれるような事態に陥ってはいない。
「これってもしかして原さんを懐かしく思って、次に就任したガーロ監督を悪者にしているだけ?」
想像に過ぎないし、決め付けることはしたくない。ただ、サポーターに挨拶する監督や選手に向けて、「原トーキョー」コールを浴びせる姿を見ると、そんな穿った考えが頭をよぎった。いい試合したときにも、ガーロ監督を称えるような応援を目にした記憶がほとんどない。はじめっから「ガーロはよそ者」みたいな態度で、今季の東京に接していなかっただろうか?
「原時代の東京が好きだった」と思うサポーターがいてもいい。ただ、去年までの4年間をあまりに美化しすぎるのは危険だと思う。良かった点だけを記憶の中で膨らませすぎ、新しいことにチャレンジしようとする姿に目が行かなくなってしまう。
たしかに原さんは東京のエンターテイメントの一部だったし、楽しかった。でも、原体制4年目の去年、東京のサッカーが行き詰ったのも事実だと思う。それを踏まえての、ガーロ体制なのではないのか?
「昔は良かった」とノスタルジアに浸るサポーターの存在を否定しない。「ガーロは嫌いだ」と思うサポーターもいるだろう。でも、その思いをネガティブな形でスタジアムで、「影響力」の強い一部のサポーターに声高に叫ばれると、違う視点で楽しもうというサポーターの気持ちが萎えてしまう。
スタジアムには色々な観客がいる。子供だって、お年寄りだっている。できるだけ多くの、異なる目線のサポーターも楽しめるスタジアムになって欲しい。
新しいことに挑戦して、まだ半年。ガーロ監督の下で東京が目指すサッカーの形が定着するまで、1年くらいは平気で時間がかかるだろうと覚悟していた。「降格しない限り、試行錯誤を見守って、一緒に楽しんじゃおう」という余裕が持てないだろうか?失敗したら、そのとき考えればいいからさ・・・くらいに。
bumbum
ただいまのBGM:中島みゆき「ノスタルジア」
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コメント
喜怒号泣のスーザンの夫です。本当にお久しぶりです。なんかパッとしない成績で前半戦が終わってしまいましたね。私も同じく、文句言わないで我慢してます。いろんなサポーターがいてガーロ更迭の声が多くなってきてますよね。傍観者として冷静に見守っていきたいと思うこの頃です。今回の日記を読ませていただいて少し安心しました。またちょくちょく遊びにきます!
投稿: スーザンの夫 | 2006年8月 2日 (水) 22時44分
お邪魔します、TB返しさせていただきました◎◎
(物騒な記事名でごめんなさい・・・(^^;))
bumbumさんのおっしゃられてること、私の思うところと全く同じです。きちんと言葉にされていて素晴らしいと思いました。
>「降格しない限り、試行錯誤を見守って、一緒に楽しんじゃおう」
まさにコレくらいの気持ちでいますー。
今の状況で全て失敗、このままじゃ手遅れになるなんて言ってたら、この先の未来もずっと、何もアクションなんか起こせない守るだけのチームになってしまいますもの。
自分達で挑んだ戦いからは逃げない東京でいてほしいです。
後ろを見てる暇などありませんよ~!
投稿: ジェイ子 | 2006年8月 3日 (木) 01時19分
>スーザンの夫さん、こんばんは。
サポーターが色々な意見を持つことは健全なことですけど、ネガティブな雰囲気がスタジアムを包んでしまうのは、勘弁して欲しいなぁーと思っています。これからも、まったり、のんびり、ポジティブに監督も選手も若いチームを見守って行きたいと思っています。
>ジェイ子さん、TB返しとコメントありがとうございます。
そうなんですよ。このくらいのことで監督を替えろなんて叫んでいたら、どんな監督が来ても半年で終わりです。ガーロ監督を100%肯定する必要もないけど、頭っから否定する(しているように感じる)のは、ものすごい違和感を感じます。初めから受け入れようという気がなかったんじゃないか・・・と。
余裕を持って、前向きにサッカーを楽しんで行きたい。それだけなんですけどね。「うまく行くときもあれば、ダメな時もある」そんなもんだと、のんびり構えたいと思います。
投稿: bumbum | 2006年8月 4日 (金) 03時30分